イニシャル費用を抑えて、試験的に動きを確認するため少数で作りたい。そういったときは、規格スイッチ(4、12、16、24キー)はいかがでしょうか。
メンブレンとは、「膜」という意味で、メンブレンスイッチ(シートスイッチ、キーボードスイッチ)は、薄いシート状のスイッチを意味します。PETフィルムに接点・回路パターンを印刷しスペーサ材などを貼り合わせたスイッチ機能を構成しています。
打ち合わせをもとに、完成品のイメージを図面化します。製品サイズ、スイッチ回路やテールの引出位置、長さなど確認願います。筐体、プリント基板と組み合わせた確認が必要です。別々に設計を進めると、電気的につながらないといった不具合が発生することがあります。
FPCは、ポリイミド(PI)フィルム上の銅箔をエッチングし金メッキし回路を構成しています。熱に強い材料なので、はんだが可能です。
メタルドームは、ステンレスの皿バネでφ数や荷重、クリック率の違いで何種類かあり、内蔵することで心地よくカチッカチッとした感触でON/OFFが可能になります。
表面シートは製品の顔にあたる部分であり、キーのON/OFF操作時に直接さわる部分です。金型でエンボス加工を施したりカラフルな色使いのデザインをご要望に応じて施すことができます。
プリント基板コントロール基板とは別にスイッチを配置できます。メンブレンスイッチは、基板とは別にケースの上にスイッチ部分を貼り付ける構造なので、表面シートも、部品配置を気にせず自由にデザインできカラフルな配色で、イメージ通りの操作パネルが可能です。
表面シートとメンブレンスイッチの間に皿バネ(金属ドーム)を組み込むことでクリックエンボスタイプとは違った操作感を得ることができます。色々なサイズ、押下力の違うドームを用意していますのでお好みにあわせて選択可能です。表面シートのエンボスとの組み合わせた製品も好評です。